太秦広隆寺の北東、住宅地の中にうっそうと樹木が茂り、境内は森閑としている
本殿の西に明神鳥居を3つ組み合わせた三方正面の鳥居が立ち
そこから清冽な清水が かっては湧き出て糺ノ池といわれていた
正式には
木嶋座天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
通称
「蚕の社」 (かいこのやしろ)
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京都三珍鳥居とは
* 蚕ノ社内の三柱鳥居(鳥居が正三角形に)
パワースポット!
日本唯一の石造三柱鳥居、この鳥居の中心部に組石の神座があり、
宇宙の中心とされ、主祭神の天御中主命の降臨する所である。神秘的な雰囲気がする
[方位石]
双ヶ丘(秦河勝の墓)
北
愛宕神社(夏至の日の入り) ↑ 比叡山(夏至の日の出)
北西 東北
三柱鳥居中心
×
松尾大社(冬至の日の入) 伏見稲荷大社(冬至の日の出)
南西 南東
南
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ちなみに珍鳥居の あと二箇所は
* 京都御苑内の厳島神社の唐破風鳥居(笠木と島木が湾曲して唐破風)
* 北野天満宮内の伴氏社の鳥居(柱の足が蓮華座に乗っている)
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さて、今日は自転車で
【蚕の社】のみ お参りしてきました
この神社は延喜式内社で、天之御中主命(あめのみなかぬしのみこと)
大国魂神(おおくにたまのかみ)
瓊々杵命(ににぎのみこと)
穂々出見命(ほほでみのみこと)
鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を祀っている
続日本書紀、大宝元年(701)4月3日の条に、神社の名が記載されていることから
その以前に祭祀されていたことがわかる古社である
この嵯峨野一帯は古墳時代に朝鮮半島から渡来し
土木、製陶、養蚕、機織、染色などに優れた技術をもっていた秦氏の
勢力範囲で、本殿東側には蚕養(こかい)神社があり、「蚕ノ社」もそれにちなんだ社名である
〈蚕の社 正面〉
〈蹲と方位石〉
〈かいこのやしろと彫った蹲アップ)
〈舞殿〉
〈本殿〉
〈本殿屋根・神明造〉
〈三柱鳥居〉
・・・
元糺ノ池 ・・・
・・・かっては泉が湧き出て池の中に鳥居が建っていた・・・
約15年前頃から湧き出なくなり現在は夏の神事で土用の丑の日の
「御手洗祭」の時だけポンプで地下水を汲み上げ
満水にされると社務所でお聞きしました
〈少し上部から拝む〉
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〈末社入り口〉 狛狐
〈稲荷社〉
〈稲荷社〉
〈白清社〉
・・・古墳の石室を利用した・・・
雨がポツリポツリ落ちてきました・・・ 帰途に!