H27年12月22日pm4:47 夕日で紅く染まる比叡山と街並み「絵画調」にて、 8階病棟より
10月に呼吸困難、咳き込み、血痰、胸痛の為CT画像を撮る 腫瘍が肺に見つかったため
11月7日に府立医科大学付属病院 呼吸器科に入院
疑いのある腫瘍の詳しい確認と転移の有無でPET・CTと造影剤CT検査を受ける
結果はなんと!凄く稀である「心臓血管肉腫」の原発で肺にも同じものが数ヶ所転移と判る
心臓には癌が出来ないと誰もが思っている そのとうりで
癌細胞は
約42℃もある心臓内、 そして絶えず動きのあるところでは活動できない
肉腫は
粘液腫が多く癌とは違い心臓にも稀に発症するらしい
即ち 今回心臓がおおもとなので呼吸器科から
循環器科へ移りました
初めに
主治医から家族を含め病状の説明がCT画像を見ながら面談室であり
「悪性の肉腫は心臓内で血管を巻き込んでいて心臓壁外へもはみ出し形成しています」
「肺にも同じ肉腫が幾つも転移していて」
「血管や心臓、肺の壁が破れる急変があった場合はどうしようもなく命の保障はできません」
また外科手術で取り除く事も出来ないです」
どうしても 「科学療法か放射線療法で緩和するしかないのです」
「殆んど完治は望めず緩和治療になります」の由
現段階では
「平均余命は3か月」と宣告されました!
「兄弟姉妹、親しい友人など会っておきたい人 家族に伝えておきたい事 自分でしておきたい事は
今のうちに!」と言われ その瞬間 頭は真っ白! 涙が出て言葉にならない状態でした
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・・・ ・・・ いろいろ治療が始まり 何度か壁に突き当たりましたが
お蔭様で☆奇跡☆☆ といえるほど治療効果があり Drも驚かれていました 嬉しいことに
1月31日に退院となり 現在余命とされた3か月は過ぎ自宅での療養生活が続いています
2週間に一度は外来で抗がん剤の点滴を受け 間に2回ほど血液検査が入ります・・・
急変の怖さもありますが とにかく元気になり それまでの時間が嘘のように思えてくるこの頃です
ここまで来るには お世話になった先生方、看護師さん、緩和ケアーチームの方々
そして友人 近親者 大勢の方々の大変なお力、励ましをいただき 心から感謝している次第です
入院中の感動の数々と心の内を 時々の写真とともに アップしたいと思っています
27年12月28日am7:08 モノクロ 鴨川のさざ波に木々の陰影が哀しく映りました
人間のその最大のかなしみが
これかと
ふと目をばつぶれる
啄木
とても悲しい短歌が ふと頭をよぎりました